わたしの〜青春〜そのもの〜・・・

帝国劇場で上演中の松任谷由実さんの舞台、
「8月31日〜夏休み最後の日〜」を観てきました。
兄がよく聴いていたのがきっかけで
私も中学から大学までずっとユーミンを聴いて過ごしました。
LPもライブビデオもずいぶん買いました。
特に「PEARL PIERCE」はレコードが擦り切れんばかりに聴いた
大好きなアルバムです
その中の「DANG DANG」という曲は
言葉と音楽と歌の強烈なインパクトが見事に折り重なって
衝撃的でした。
荒井由実時代の絵画的な詩の世界や、
アジアンテイストなど異国情緒を織り交ぜた作品、
いつも時代を先取りした発想やサウンド、
当時の私にはどれも斬新でした。
深夜ラジオで
作品作りのエピソードを聞くのも楽しみでした。
上京してすぐに
「中央フリーウエイ」の景色(歌詞に出てくる調布基地、競馬場、ビール工場)
を確かめようと友人とドライブもしました(笑)
詩を生かした格好いいアレンジも注目の的でした。
歌詞は忘れてもイントロや間奏など伴奏はほとんど覚えています
2000年以降は興味が薄れ、
CDも聴かずコンサートへも行かなくなりました。
今回の舞台、
ユーミンの膨大な作品の中から選ばれた16曲が
芝居とともに繰り広げられます。
正直、前半はかなり退屈でした
芝居もぎこちないし、何せユーミンの声が全然出ていない・・・
E音からの高音がかすりまくり。
さらに音が伸ばせないので誤魔化すかのようにすぐ切ってしまう。
聞いている私のほうがハラハラさせられ
がっかりしました。
まだ初日開けて間もないのですが
すでにお疲れ気味なのでしょうか?
今月いっぱいの上演なのに心配してしまいました。
休憩後、歌も少し持ち直し、
演劇部分も盛り上がってきました
ふぅ〜よかった(笑)
「ユーミンのライブに歌唱力を求めてはいけない」と
友人に言われましたが(笑)、
たしかに革パンツはいてあんなにシルエットがキレイな方もいません。
スポットライトでできる影はバービー人形のようです。
舞台中央に立っているだけですごい存在感です
ユーミンの作品の中では
メジャーな曲よりも比較的マイナーな曲が好きです。
大好きな「ジョゴビニ彗星の日」や「BABYLON」が生で聴けたのは嬉しかったです
泣いている方もおられましたが、
演劇や舞台そのものに感動しているというよりは
私もそうですが、
曲を聴いて、聴いていたその当時を思い出して感動している方も多いのではないでしょうか。
高校生時代、自分の部屋で
将来の夢や不安、その時の自分の実力とのギャップに打ちひしがれて
ベッドでゴロンとしながら聴いていたBGMの数々。
せつなく健気な昔の自分をふと思い出して泣けてきました。
最後に、
「♪あおいエアメールが〜ポストに〜」なんて始まった瞬間、
涙腺が決壊!(笑)
文通で淡い恋を育んでいた頃を思い出した!(バリバリ日本ですが
メール時代の今の子たちは
文通の楽しさを知らないんだろうな、
封を開ける緊張感や癖のある文字を何回も眺めたり・・・。
あぁ、可哀想に・・・
この「青いエアメイル」も大好き!
アンコールの「卒業写真」では
ほとんどの方が口パクで歌っていました
私ももちろん、
 ♪ 〜あなたは〜わたしの〜せいしゅん〜そのもの〜 ♪♪♪
あぁ、楽しかった〜

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