先生

昨日ある大学生のレッスンをしました。
彼女が小学生だった頃に作曲の手ほどきを3年ほどしましたが、
進路や生活事情に伴い、新たな先生をご紹介して私の手元から離れました。
その後、希望通りの進学をしてたくさんの先生方からたくさんの栄養をもらい、
昨日久しぶりにアレンジのレッスンを受講しにやってきました。
今までたくさん生徒を教えてきましたが、
また手元に戻ってきた生徒は初めてです。
違う環境で勉強していた際も、私の友人である先生方から報告を受け、また本人からも定期的に報告を受けていましたので成長の様子を陰ながら知りうることができ、その様子を嬉しく見ていました。
「先生」という職業をしていて一番嬉しいのは生徒の成長を目の当たりにすることです。
あどけなかった少女が素敵なレディになって現れ、しかも音楽と向き合っている姿を見ると
本当に嬉しいものです。
彼女には大学では決して教えてくれない音楽スキルを少しづつ伝授してあげたいですね。
私は一人の生徒を長年指導しないようにしています。
人間性を理解して成長を見続けることができる、という利点もありますが、
音楽に関しては、いろいろな先生から指導を受けるべきだと考えています。
「先生」にも得意分野があります。
幼児教育、導入期を指導するのが上手い先生、思春期の生徒さんを扱うのが上手い先生、男の子を上手く扱える先生、大学受験のフォローが上手い先生、コンクール対策が得意な先生、大学生を指導する研究者系(?)の先生等、先生の個性も様々です。
必要な時期に適切な先生と出会うことが効率よく音楽力を伸ばしていく方法だと思います。
ちょっと有能な生徒だったりすると生徒を囲ってしまう(よその先生のところに行かないように?)先生がおられますが、
最悪です。
生徒さんの事を思って自由に羽ばたける環境を惜しげなく提供してあげるのが「先生」だと考えます。
な〜んて、カッコつけて書いていますが、
私の場合は、
長年にわたって教えるほど「教える内容」を持っていないだけデス・・・

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