あれから2年

震災から今日で2年。
現地の知人たちから「まだまだ元の生活に戻っていない」「復興が遅い」と嘆きの声が聞かれます。
あんなに集まった義援金は一体どうなったのだろう?
報道では伝えない事実もまだまだあると聞きます。
過酷な生活状況の中でも人々が心を立て直し、生きる力を与えてくれるのは
「人との絆」「互いに思いやる心」だともいいます。
先日、NHKのサンデル教授との震災復興についての議論はとても興味深いもので
私たちは何をすべきか、をあらためて考えさせられました。
被災者に心を向けることも素晴らしいことですが
まずは自分の家族や身近な者たちに心を掛けることからすべきだと思います。
直接被災地に行かなくても
それぞれが住む地域を活性化させて経済をまわしていくことが大切だと思います。
結果的にこれらが大きな力になるのではないかと思います。
震災直後、息子が「学生の俺は何をすればいいの?」と聞きました。
私は「毎日ちゃんと学校に行ってしっかり勉強すること」と答えました。
苦境に遭ってもへこたれないたくましい心を持つ子どもたちを育成していくことも大切だと考えます。
幸運にも被災しなかった私たちはとにかく元気に頑張ること、
これが被災した方々に対して出来ることなのかもしれません。
震災で亡くなられた方々に心よりご冥福をお祈り申し上げます。
ご遺族の皆様のお心に早く平安が戻りますように・・・。

コメントする