恩師との別れ

私にとって大切な恩師の一人が亡くなり、急遽浜松までお通夜に出かけました。
私が15歳の時の家庭教師で、当時先生は浜松医大生でした。
勉強中も話が脱線するのが通常で、美しく痩せる方法、ハンバーグの美味しい作り方、万年筆、食器、コーヒー、クラシック音楽のうんちく…などなど、博学だった先生の話はとてもおもしろかったです。おかげで色々な分野に興味を持たせてくれました。
「先生が一人前の医者になる頃に娘(私)はちょうどいい年頃になるからお嫁さんのもらってくれない!」と毎回うちの母は執拗に頼んでおりました(^^;;
先生はアメリカで勉強を積んで帰国すると、なんと母が通っていた病院の医師になり、母の主治医になり、8年前に母を看取ってくださいました。
スゴイご縁です!
その後は奥様と親しくなり、家族ぐるみでお付き合いさせていただいていました。
先生ご自身も持病と闘いながら、いつも患者さんに寄り添い、愛妻家でご家族を大切にして、だれからも好かれていました。
56歳という若すぎる死ですが、「主人は全力で人生を駆け抜けたんです!」という奥様の言葉に涙が溢れました。
15歳という多感な時期に素晴らしい先生と出会い、育てていただいたことにあらためて感謝です。
先生ありがとうこざいました。
安らかにおやすみください。
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