最近、劇団四季のミュージカルを3本観ました。
こんなに四季三昧したのは久しぶりです
・「壁抜け男」
つい〝腰抜け男〟と言い間違えてしまいます
軽いフレンチ音楽に日本語の歌詞をのっけるとどうしてこんなにベタベタになるのかしら?
役者さんたちは歌で精一杯、という感じでした(全編通して歌で展開していきます)。
原語で観たい作品です。
・「エビータ」
メイン曲の〝アルゼンチンよ泣かないで〟はかつてY社のデモンストレーターのお仕事をしていた頃、
アルゼンチン・ブエノスアイレスに行った時、コンサートのアンコール曲で弾き、
すごく喜ばれたことを思い出します
劇中歌のジャンルの幅が広く、オーケストレーションの勉強になる作品です。
映画のマドンナが演じたエビータも好きですが、
野村玲子さんのエビータ、落ち着いて貫禄がありました。
セリが前に出てくるセットには驚きました。
・「オペラ座の怪人」
もうこれは何回観たかな・・・。 日生劇場の時代から観ています。
今回のファントム役の高井さん、同郷(浜松)です^^。 それだけで嬉しい!
私が観劇した日は調子が悪かったようで、肝心なところで2回声がひっくり返ってしまい、
思わず息子とのけぞってしまいました(笑)
劇中歌の〝All I Ask Of You〟はやはりデモンストレーター時代の私のレパートリーでした。
ヨーロッパでこの曲を弾くとみんな喜んでくれました。
当時も「オペラ座の怪人」の知名度は凄かったです。
昨年の夏にロンドンで観た時とは表現が違います。
息子の記憶はすごくて、「このシーンはロンドンでは・・・・だった」
「ここの部分を歌う時、動きはこうだった」などたくさん違いを見つけていました。
どちらがいいとか悪いとかではなくて、どうして日本ではこういう表現になるのかを考えさせました。
「日本は丁寧に歌いすぎ、歌と芝居が別物に感じる。
ロンドン版は歌にもっと芝居っ気がある、ここぞ!というところだけ力を込めて歌うのでメリハリがある。荒削りな感じがかえって迫力になる。」と息子の意見。
「楽譜に忠実に丁寧に歌うことは作詞や作曲者の意図を大切に思ってくれている意味もある。これも大切」
と私の意見。
ロンドン版と日本版を生で見比べることができる、とは贅沢な体験です。
それにしても、音楽が本当によく出来ています。
音楽に全神経を使い、舞台の流れをちゃんと見ていないこともあります。
メロディはもとより作曲法、アレンジ、オーケストレーションすべて素晴らしいです。
このオケスコア欲しいな、、、。 じっくり勉強したいデス。
現在の秋川さんのコンサートツアーで「ミュージカルメドレー」が歌われています。
その楽曲を決める際に「絶対、オペラ座の怪人を入れて。声が合ってる!」と強くプッシュしたですが
あっさり却下されました 私としては未だに悔やまれます。
仮面つけて歌ってほしかったなぁ
それにしても 相変わらず拍手など客席の反応が冷たいです。
千秋楽など四季フアン中心の時は盛り上がるのでしょうけれど、
ロンドンやブロードウェイのように、
シーン毎、ソロの後など熱狂的な拍手、カーテンコールでのスタンディングオベーションは
役者のヤル気も誘います。
ミュージカル大好き! ワクワクします。
私の音楽の原点(たくさんあるうちの一つ)です。
人をワクワクさせる音楽、書いていきたいです
↓ 二週間前にコンサートでいただいた生花、まったくヘタレません! スゴイ!
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