至福の時

昨日は上野デー。
少し早めに上野へ行き、
「真珠の耳飾りの少女」で話題の「ベルリン国立美術館展」を観てきました。
平日の午後だからなのか、空いていてラッキーでした
そのあと東京文化会館へ。
リハから最後までじっくり堪能してきました。
東京文化会館でお披露目できることは、
音楽家にとって感慨深いものがあります。
私も自分の書いた音楽が館内に響き渡る幸せを噛みしめ、
ちょっぴり一人前になったような錯覚に陥り、
記念に「プログラム」を多めに持ち帰りました(笑)
昨年9月の初日に聴いて以来でしたので、
こんなに進化していたとはビックリでした。
来期のアレンジがほぼ終了しているので
今期のプログラムは私の中では「遠い記憶」になっていて
まったく忘れていた曲が2曲もありました(笑)
あと数回でこのツアーが終わってしまうとは
本当に勿体ない!です。
ピアノはあっぱれ!でした。
もう笑っちゃうくらい上手い!
どうしてこんなに上手いのかなぁ?
2時間以上あれだけ弾きまくって、
楽屋に戻ったら普通にお子さんのオムツを取り替えていた(笑)
超人ピアニストです
「今後私は人前でピアノを弾いてはいけない!」と毎回思わされます(笑)
どれもアレンジした時のイメージ通り、
さらに超越しているものもあり、
ピアノがまるでオーケストラのように鳴ります。
アレンジャー冥利に尽きます。
同行した息子も感激したようで
いつも辛口の息子から
久しぶりに「お褒めの言葉」をいただきました
「あの狭い4畳半のピアノ部屋で書いたと思えない」と笑っていました。
母の音(=愛)を理解できる感性と音楽力があることは幸せです。
勉強なんてできなくてもいいさっ!(笑)
信頼できる音楽仲間とスタッフで作り出すコンサート。
狭い部屋に引きこもって唸りながら書いている苦しさから解放される瞬間。
演奏者二人の笑顔、お客様の嬉しそうなお顔や拍手する姿を見て
私も至福の時を味わいました。
これだからこの仕事はやめられない。
↓ 5階席から見た舞台 演奏者の表情はほとんど見えません
  リハ中、すべての階から音のチェックをしてみました
  リハはなんと、来期のプログラムを歌っています
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↓ 楽屋では喋りっぱなし。いつも賑やかデス
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